施術を知る
どちらも注射で行いますが、一方は動きを減らし、もう一方は体積を満たします。目的が違えば、似合うしわも異なります。
ボツリヌストキシンは筋肉へ向かう神経信号を一時的に減らし、筋肉の過度な収縮を和らげます。つまり動きに関与します。効果は永久的ではなく、時間がたつと徐々に回復します。
フィラーはへこんだ部位を満たしたり輪郭を整えるために皮膚の下に注入する製剤です。つまり体積に関与します。材料によって性質と維持期間が異なります。
笑ったりしかめたときだけ見えるしわを表情じわ(動的しわ)といい、表情を戻しても残るしわを固定じわ(静的しわ)といいます。目もと・眉間・額の表情じわは筋肉の動きと関係が深く、ボリュームが減って深くなったほうれい線のような溝は、満たすアプローチと関係が深いものです。
ただし実際の顔では、二つが混ざっている場合のほうがはるかに多くあります。表情じわが長く繰り返されると、固定じわとして定着することもあります。そのため「一つだけすればよい」というより、状態を分けて見る過程が必要です。
フィラーのうち最も広く使われるヒアルロン酸系は、必要な場合に分解酵素で戻せる点が特徴です。一方、カルシウム系や生分解性高分子系はそうではなく、注入直後のボリュームより、時間の経過とともに現れるコラーゲン反応を目標とすることもあります。適用部位と注入する層にも制限があるため、カウンセリングでの確認が必要です。
トキシンは注入部位と用量の設計によって結果が大きく変わります。表情が不自然にならないよう、筋肉の位置と力を確認する過程が重要です。フィラーもまた部位ごとに必要な粘度と深さが異なり、血管の走行を考慮した施術が必要です。
施術直後はむくみや初期反応のために正確な判断が難しくなります。足りない部分を補うリタッチも、案内された時期に合わせて経過を確認したうえで決めるほうがよいでしょう。反応と維持期間には個人差があり、他の人の口コミや写真は参考資料にすぎず、ご自身の予想される結果ではありません。
本コラムは理解を助けるための一般的な医学情報であり、特定の施術の効果を保証したり診療に代わるものではありません。施術の結果や回復の経過には個人差があります。ご自身の状態に合った判断は、診療カウンセリングでご確認ください。

慶熙大学校医学専門大学院卒業(マグナ・クム・ラウデ Magna cum laude)・元)プラスフ医院・ギリン整形外科・DA整形外科 院長・大韓フィラー学会/大韓美容成形レーザー医学会/大韓レーザー皮膚毛髪学会(KALDAT)/大韓リフティング研究会(KAFC)/大韓肥満研究医師会/大韓肥満学会 正会員・サーマージUser Training Course認定expert
本ページの医学情報はメイソンクリニック代表院長が直接作成・監修しました。施術の効果には個人差があります。・最終監修日 2026-08-15